November 19, 2005

VJ用途のPC構築・選択の大きな基準

書きかけのまんま放りだしたエントリーの続き。

素晴らしい情報がアップ。
http://www.softadvance.co.jp/k_spec.html

言わずと知れたソフトアドバンスさんのご英断。
これだけのまとまった情報があがったのは初めてだろう。
さらに発表されたご本人いわく(メールありがとうございます)
「fireflyや新compositeでも同じ状況だと思う」
とすらおっしゃっている。ここ数年の高画質出力の流れを支えるインフラの共通情報である。

PCのVJ用途についてはかつてのノンリニア編集のターンキーシステムほどに
少数ユーザ+特殊機能化しており、コンシューマーベースの商品ベネフィットとして語られることはほとんどない。近年のPC高性能化に伴って選択肢も増えてきているが
エントリーユーザーにとってはまずもって不明だろう。
「教えて君」が消えてなくならないのも致し方なしだ。
また以後もこの手の情報は表にでることはないだろう。

しかしこれだけの情報があったとしても、映像をPCで扱う際のキホンを知らない方々が多い。まず映像編集は「取り込み」「編集」「書き出し」にて、HDDを酷使する作業。だからシステムHDDと別のHDDを用意することは当たり前の保護策である。powerbookなどでは長時間酷使することで熱ダレでHDD性能が悪化し、駒オチすることもあるという。
いくら100GBあっても直ぐに断片化してしまうだろう。SONYなどが1スピンドルノートでmpeg2のTV録画機能などを喧伝してきたが、結局仕様として断片化してしまうのだ。

メモリーも然り。再生+エフェクトで相当な量のデータをメモリーに読ませているからこそVJプレイが出来ている。winXPで512MB程度のメモリーでは「256MB」も使えない。
これでは落ちて当たり前である。

なのでノートPCでも普通の選択肢として

・2ndHDDを装着できるのか
・メモリーは1GB程度は実装可能か

この辺は当たり前の知識になると思う。
上記二つにビデオ出力の問題を加味すれば
おのずから選択基準は決まるというものを。

Posted by szk at November 19, 2005 7:23 PM SZK