遅れてようやく全話を見て、小説も読みました。
1期、2期、そして映画、という現状ですが、
時代性を強く感じるのは、角川書店の絶大な力。
同じ話を8回にわたって繰り返す。
時系列を無視する。
再放送に新作を織り交ぜる。
全部が消失映画に向けての布石です。
うまくいってるかどうかは別にして、
すくなくともここまで野放図な放映形態はこれまでなかった。
従来こんな企てをしたら、「打ち切り」でしたよね。
でもハルヒに関しては角川がクライアントであり、権利保持者でもある
テレビ番組っていうコンテンツ。
U局であっても、「テレビ放映」の歴史にそんなコンテンツ形態はなかったんじゃないかと。
視聴率は関係ない。
それよりYOUTUBEにどれだけ引用されるか。
webアクセスが増えるか。
DVDがどれだけ売れるか。キャラクターソングが売れるか。
とんでもないやり方を考えたもんです。
メジャーな地上波では広告が入らないので
あからかにコンテンツがジリ貧になってるというのにね。
でも恐ろしいことに、
この新しいモデルも、既に過去ですよね。
同様なやりかたで化物語などが次々と出てくるし、
U局をTBS系、音楽をコロンビアにすればけいおん!になる。
で、角川が来春の消失映画をどうするのか。
発売延期の「驚愕」をどうするのか。
SSの「微笑」とか見ると、どうするんだろ、困っているだろうなとも思うのです。
なので、ハルヒはあらゆる意味で楽しみにしてるんです。
Posted by szk at October 26, 2009 12:12 AM SZK