October 26, 2009

ハルヒ関連のこと

遅れてようやく全話を見て、小説も読みました。
1期、2期、そして映画、という現状ですが、
時代性を強く感じるのは、角川書店の絶大な力。

同じ話を8回にわたって繰り返す。
時系列を無視する。
再放送に新作を織り交ぜる。

全部が消失映画に向けての布石です。
うまくいってるかどうかは別にして、
すくなくともここまで野放図な放映形態はこれまでなかった。

従来こんな企てをしたら、「打ち切り」でしたよね。

でもハルヒに関しては角川がクライアントであり、権利保持者でもある
テレビ番組っていうコンテンツ。

U局であっても、「テレビ放映」の歴史にそんなコンテンツ形態はなかったんじゃないかと。

視聴率は関係ない。
それよりYOUTUBEにどれだけ引用されるか。
webアクセスが増えるか。
DVDがどれだけ売れるか。キャラクターソングが売れるか。
とんでもないやり方を考えたもんです。

メジャーな地上波では広告が入らないので
あからかにコンテンツがジリ貧になってるというのにね。

でも恐ろしいことに、
この新しいモデルも、既に過去ですよね。

同様なやりかたで化物語などが次々と出てくるし、
U局をTBS系、音楽をコロンビアにすればけいおん!になる。

で、角川が来春の消失映画をどうするのか。
発売延期の「驚愕」をどうするのか。
SSの「微笑」とか見ると、どうするんだろ、困っているだろうなとも思うのです。

なので、ハルヒはあらゆる意味で楽しみにしてるんです。

Posted by szk at October 26, 2009 12:12 AM SZK